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首里城公園から徒歩5分、今回サンゴ染めを体験する「首里琉染」は、首里城のほど近く、首里の丘に工房兼店舗を構えている昭和48年からの老舗。沖縄伝統の紅型やサンゴ染めを今に伝え、展示・販売のほか、見学・体験などが出来ます。
合掌造りで作られた、高い天井の歴史ある工房は3階建て。
琉球の文化が感じられる工芸品や染物がところ狭しと飾ってあります。展示フロア兼工房になっている3階では、作業を間近で見学することもできます。
色鮮やかな染物が壁一面に幾重にも広がる工房の中では、職人さんが大きなサンゴの化石に布を重ね、染料を刷り込んでいました。仕事の邪魔にならない程度に見学をするうちに準備も整い、2階にていざサンゴ染め体験へ!
染料は黄、赤、青、紫の4色。色の組み合わせによって様々な色を表現できます。大きさや形も様々なサンゴなどの素材に布を固定して、ゴシゴシと強くこすりつけるといいようです。
今回はTシャツのサンゴ染めを選びましたが、他にもエプロンや風呂敷、トートバッグなど好きな素材を選んで染色を楽しめます。
工房はそれほど広くなく、予約制で一度に体験できるのは1グループ。周りを気にせず、色付けに没頭することができて◎。
店員さんに伺ったところ、家族連れやカップル、女の子同士や学生など、幅広い年齢層の方に来ていただいているとのことでした。
最初は練習用の布に染め付けます。
色々な組み合わせの色を試したり、力を入れすぎて色が滲んでしまったり・・・年甲斐もなくはしゃいでしまいました。練習を終え、いよいよ本番用のTシャツが配られました。
素材は、サンゴの他にシーサーの顔などもあり、どの素材をどう使うか、何色を使うか、いろいろと迷いつつサンゴを手にとり布に押し当てます。
最初は騒々しく話していましたが、徐々に口数も減り、いつしか黙々と色を染め付ける職人となっていました。
一つ色をつけては、次はどう染めようか?と考える作業を繰り返します。だんだんと慣れも出てきて、喋りながら作業を行えるようになりました。互いに互いの作品を寸評したり、意見を交換したりと終始和気あいあいの雰囲気で作業は進みました。
そしてついに完成!作品を見せ合うそれぞれの表情はどこか自慢気。乾燥させる作業は、工房の方で、5分程度でやってくれます。
1階では、おみやげの展示販売もしており、完成までの時間に色とりどりの染物商品を楽しむこともできます。
有名な紅型やサンゴ染めで作られた雑貨、インテリアを眺めているといろいろ欲しくなってしまいます。さらに、くつろぎコーナーで、沖縄茶とお菓子、古酒と黒糖までご馳走して頂きました。
体験する前は「男が染物なんて・・・」と思っていましたが、実際にやってみると真っ白な生地に自由に色を付けていくのが楽しく、いつのまにか夢中になってしまいました!
「沖縄で楽しいことあった?」と聞かれた時、「絶対サンゴ染めがおもしろいよ!」と誰にでも自信を持って言えるおすすめプログラムです。
(スタッフレポーター/中里祐太)